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カナダでスノーボードとコーチング

カナダコーチング学から学んだこと、現場でのコーチング経験を通して感じたこと、そしてスノーボードあれこれについて発信していきます。

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プロフィール

高石周(Shu)

Author:高石周(Shu)
カナダ(ウィスラー)でスノーボードコーチとして活動しています。
主にコーチングとスノーボードについて自分が学び感じたこと、またウィスラーの現地情報を発信していきます。
子供の育成に関連した情報もアップしていきます。


[スポンサー/所属]
 
・VOLKL スノーボード
・FLUX バインディング
・CROSS5 スノーボードブーツ
・WEST BEACH スノーボードウェア
・Whistler Gymnastics
・Whistler Youth Soccer Club


[資格]

* スノーボード
- CSCP Basic Coach
- CSCP Comp Intro Coach
- CSCP Comp Dev Coach
- CASI Level 2 Instructor
- Canada~Snowboard Judges Level 1 Officials

* スポーツ心理
- NSCA Exercise and Sports Psychology

* ジムナスティック(体操)
- NCCP Gymnastics Foundations Part 2 Theory
- NCCP Gymnastics Foundations Part 3 Artistic
- NCCP Gymnastics Foundation Part 3 Trampoline

* NCCP(ナショナルコーチングサーティフィケイトプログラム)
- Part A
- Part B
- Make Ethical Decisions

* サッカー
- NCCP Soccer Community Coach Children
- NCCP Soccer Community Coach Youth

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2010.10
27
先回お話したボーダークロスのスタート。
今回はそこから学んだ理論を、今シリーズのテーマ「スピン」で考えてみましょう。

前回の内容を踏まえたものですので、話が見えない場合は復習してください。

● 「質量」の大きさは「運動量」&「慣性」の大きさに比例する




「スピン」にバイオメカニクスを応用する


まずスピンは体を捻じるところから始まります。
スピンに関係なく、体は捻じれていれば当然戻ろうとするわけですから、空中でこれを考えた場合、

● 下半身が捻じれを戻そうとする方向は回転方向と同じですが
● 上半身が捻じれを戻そうとする方向は回転方向と逆です。

上記を元に考えると、抜けの瞬間にいくら強く捻っても、その後空中で上半身は回転方向と逆に捻じれ板の持つ回転力を打ち消すように戻るはずです。

確かにこういう状況は中級レベルのスノーボーダーでもよく見かけます。
しかし上級者のパフォーマンスではあまり見ません。

この自然な体の反応、しかし好ましくないパフォーマンスの結果は、先回のボーダークロスの話であれば、正にと同じです。
つまりスタート前に上半身を前に置いておき、スタートで板を前に押し出すと同時に上半身が後ろに仰け反るのと同じです。


では!
ボーダークロスののような運動を、スピンではどのように応用できるのでしょう?
先回分かった重要なポイントは。。。

● 体の各パーツが一列に揃って同方向に動くこと

先回の計算式を思い出してください。
「質量」の大きさは「運動量」の大きさに比例していましたね。
つまり50km/hで走る軽自動車にぶつかるより、50km/hで走る大型トラックにぶつかる方がその衝撃は大きいということです。
ということは、体の各パーツが個別で一方向に動くより、複数の体のパーツが揃って(一緒に)同方向に動く方が、大きな(強い)運動量(または「慣性」)を得るということです。

この「体の各パーツが一列に揃って同方向に動くこと」を実践するために、体の各パーツ(上半身、腰、下半身とします)はどんな仕事をしないといけないのでしょう?
フロントサイドスピンを例に考えてみましょう。

<上半身>

スピンでは体の3パーツ(上半身、腰、下半身)の中で一番先に動き、先を行くパーツですから、他のパーツが追いかけて来て揃うのを待つ存在です。
まずボーダークロスのスタートのように考えると、先に進行方向を行く上半身は途中で戻されたくないわけですから、最初に捻った角度を保たないといけません。
また上半身に下半身が追いつくまでは、上半身はそれ以上抵抗の無い空中で回転を引っ張っていくことはできないことも覚えておきましょう。
例えば、上半身が先を急ぐ意識だと、下半身がしっかり追いつかない姿勢で回っていきます。
ボーダークロスのスタートで言うなら、スタート後も上半身が軽く前につんのめった状態です。

● 追いつかない = トータルの「質量」が少ない = 十分な「運動量」は得られない

ですから「戻されないように、そして先を急がないように」が大切です。
上半身はただ戻されないように板が追い付いてくるのを待ちましょう。

<腰、体幹>

運動の中心とされるコアですから、ここは無視できません。
これもクロスのスタートと重ねて考えてみてください。
コアは上半身を追いかけながら下半身を引っ張っています。
上半身が空中で板を待っている間、重要なのが「腹筋のロック」です。
先にも書きましたが、腹筋が十分ロック(力が入った状態)されていないと、下半身の回転力に上半身が簡単に引っ張り戻されることになります。
これはスノーボードクロスのスタートでも同じですね。
腹筋をロックすることで、強い運動量を得た体のパーツ(この場合は下半身や板)に他のパーツが「乗って」行く事ができるわけです。
コアは板が追いついて来るのを待ちながら、同時に上半身を追いかけながら回っていくのです。
上半身と下半身をつなぐ部分はどこか?
それを考えれば自然な事ですよね。

● 注意!!
スピンで腹筋をロックする場合、肩が向いている方向に腹を折るように!
腰や足が向いている方向へ腹を折っては意味がありませんよ!!
戻されてしまいますからね。

<下半身>

下半身は捻れを戻そうとする方向が「回したい方向」と同じですから、そのまま捻じれを自然に戻すように回してあげれば良いのです。
つまり、下半身から最大の運動量を得る為には、下半身が体の捻じれを戻そうとする自然な筋運動を、まったく妨げることなく利用できることが理想ということです。
基本的には引っ張られていくだけですが、この時重要なのは股関節筋です。
引っ張りにしっかり付いていけるよう股関節筋もロックしましょう。



<まとめ-重要>

1. 回転方向に上半身を捻じる
2. 上半身が戻されないように腹筋をロック
 (肩が向いている方向へ腹を折るように)
3. 板が上半身に追いついて来るのを待つ(先を急がず戻されず)
4. 板が追いついたら板の回転力に腰と上半身をそのまま乗せていく
 (「板と肩と目線を同時に回す」イメージを持つと回しやすいでしょう。)
5. ランディング寸前までその体勢をキープ


これは板を履いてなくても家で試すことができますよ。

日本を代表する国母選手のスピンでもこれらを確認する事ができます。

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いかがでしょう?
横回転でも縦回転でも、体のパーツが揃ってから回転力が増しているように見えますよね。

このバイオメカニクスから導き出された理屈は、低回転スピン、高回転スピン、縦回転、横回転、全てで共通していることを覚えておきましょう。


<参考に>

空中に出てからすぐにこれができると、上半身と下半身をつなぐ「腰(コア)」にしっかり回転力を付ける事となり、その後回転途中に上半身や下半身が別々に回転を打ち消すような事が起きても、大きな回転力ロスは起きません。
FLUXライダー関功プロの得意技「シャッフル7」が良い例ですね。


ちなみにこちらもどうぞ。


しかしもし最初の腰(コア)に与えた回転力が十分でない場合。
例えば下半身が追いつくのを待てずに、途中で上半身が板を迎えに行くように回転方向と逆に回ったら、その瞬間から互い(上半身、下半身)が回転力を打ち消す存在となり途端に回転力が落ちることも忘れてはなりません。

例えば、いくら抜けで体を捻っても十分に下半身が追いつく前に、あせって板をランディングに合わせにいって回り切らない人はよく見ます。
またBS180の抜けでBS180シャッフルが回り切らないというのも同じことです。
ランディングでムリな合わせをすることになります。
シャッフルは非常に強く回転と逆方向に捻じりますから、最初にしっかり回転方向に運動量を確保しないと負けてしまうのです。

しかしながら、回転を止めたい時、つまりランディング寸前であれば好ましい運動となります。
また先にも書きましたが、ずっと上半身や腰が板の先を行っていても十分な回転力は得られません。
詳細は次回解説しますが、ヒントは「伸張反射」です。





いかがでしたか?
いつも通り?長くややこしい話でしたが、ぜひ皆さんの冬の上達にお役に立てればと思います。
ご質問、異論などお気軽に。

次回も「スピン」を「バイオメカニクス」にからめて考えていきたいと思います。
お楽しみに!!

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Comment

非公開コメント

自分自身は高回転スピンはできませんが・・・。
360を練習していた時、肩は自然にしておいて腰で回転軸を作る意識をするとうまく回ったのを覚えています。力が逃げないというか楽に回せるというか。
原理的には同じですかね?

Re: タイトルなし

takashi

コメントどうもありがとう!
「腰で回転軸を作る」というのは、腰から回してスピンを掛けるということかな?
これは良いね!
上半身も自然と腰に乗っているだけで良いし。
下半身は上半身と腰が回っていけば付いて来るしかないしね。
結果すべての体のパーツは一緒に回り「質量」も大きくなるね。
以前は自分も「いかに腰に力を与えることができるか」で決まると言っていました。
「回転方向の後ろの股関節を伸ばすように」とも言えるかな?
ターンでも一緒だよね。
さすがCASIレベル3インストラクター!