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カナダでスノーボードとコーチング

カナダコーチング学から学んだこと、現場でのコーチング経験を通して感じたこと、そしてスノーボードあれこれについて発信していきます。

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プロフィール

高石周(Shu)

Author:高石周(Shu)
カナダ(ウィスラー)でスノーボードコーチとして活動しています。
主にコーチングとスノーボードについて自分が学び感じたこと、またウィスラーの現地情報を発信していきます。
子供の育成に関連した情報もアップしていきます。


[スポンサー/所属]
 
・VOLKL スノーボード
・FLUX バインディング
・CROSS5 スノーボードブーツ
・WEST BEACH スノーボードウェア
・Whistler Gymnastics
・Whistler Youth Soccer Club


[資格]

* スノーボード
- CSCP Basic Coach
- CSCP Comp Intro Coach
- CSCP Comp Dev Coach
- CASI Level 2 Instructor
- Canada~Snowboard Judges Level 1 Officials

* スポーツ心理
- NSCA Exercise and Sports Psychology

* ジムナスティック(体操)
- NCCP Gymnastics Foundations Part 2 Theory
- NCCP Gymnastics Foundations Part 3 Artistic
- NCCP Gymnastics Foundation Part 3 Trampoline

* NCCP(ナショナルコーチングサーティフィケイトプログラム)
- Part A
- Part B
- Make Ethical Decisions

* サッカー
- NCCP Soccer Community Coach Children
- NCCP Soccer Community Coach Youth

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2010.06
29
スキャモンのグラフから始まったこの話。
その後、私の「人間の発育発達の仮説」から「環境」について話を進めています。


前回は<家庭環境が発育発達に非常に大きな影響力がある>をお話ししました。
では他の「環境」準備は何があるのか、さらに考えていきましょう。



環境準備 ②

<子どもは子どもと遊ぶ>
近所の子ども、学校の友達、兄弟(姉妹)など

● 自発性
「楽しい」ことが自然と「自発性」を生み、気付かぬうちに多くの「挑戦」と遊びの「クリエイト」を促します。
経験の無いことにどんどんチャレンジし、新しい遊びを開発(クリエイト)することで、脳内と体内の神経をビンビンと刺激し伸ばしていきます。
また違う個性、才能を持った者同士で運動感覚や表現方法(絵、歌、会話)の物真似(コピー)が始まります。
楽しく積極的に遊ぶことが、このように自然な神経の発達を招くわけです。
例えばスノーボードを教えているのに、子供達はそんなことは忘れて互いにスノーボードを履いたまま滑りながら遊び始めます。
スポーツしていることなど関係なく(忘れて)、遊びを通して「自然」に運動し始めるわけです。
細かな技術指導はかえって逆効果かもしれないのです。
「感覚を研ぎ澄ませば即ち正確さに至る」ですね。

また、もちろん家庭「環境」が「性格」を決定する大きな要素ですので、子どもが選ぶ友達の種類も家庭環境に影響を受けると考えて良いでしょう。
また子ども同士で遊びたくても家庭状況が許さない時も多々あることでしょう。
家庭をアレンジしているのは母親ですが、忙しく手が回らないという時は、できる限り父親がこのような環境準備に参加(ヘルプ)することで健康な家庭環境を子どもたちに提供できると思います。
但し、(相談に対してのアドバイスは良いですが)口先だけの育児参加はいけません。
もし家庭内で自身の育児論を主張するのであれば、自身で行動すべきです。
家庭環境を管理している母親を惑わす事になりますし、何より子どもは「親の参加」を一番求めてます。
親は子供の人間的「目標」でなければいけないのです。
それも難しい場合は、普段から良い近所付き合いをして互いに助け合える環境を作っておくことが大切です。

● 免疫力
家族という枠を飛び出し、様々な環境で様々な子どもと遊ぶ事で、外部からの多くの菌などに対し適応する能力を身に付けます。
例えばカゼ、すり傷、体温調整などです。
よほど深刻な状態でない限りは、親としての過剰な心配は抑えたいですね。
また子ども同士が楽しく遊ぶと心にストレスを抱える事がありません。
心が健康であれば免疫力が上がるのは大人と同じです。
ちなみにスキャモンのグラフによると12歳をピークに20歳まで免疫力は急激に成長するので、それまではどんどん小さな「きたない」ことはやらせておきたいですし、少々の暑い寒いはあまり気にせず大いに外で遊んでほしいですね。
子どもが家に閉じこもっていてはいけないのですね。

● コミュニケーション能力
同じ世代の子供同士で同じ価値観の話をすることで、自分の考えや意見に自信を持ったり、自分の考えを修正したり、行動や感情の抑制を覚えるなど、様々な人間との付き合いに対し対応できるようになります。
これも「性格」形成に大きく影響しますね。
脳内で「思考力」を大いに活性化させることにもなります。
過去の記事から復習しましょう!

「けんか」するにも、そこで子供同士で解決できることは大事です。
大人がどのように問題解決するかを教えてあげる事が必要ですが、小さな頃から家庭内でしっかり教えておけば外で大事になる程の「けんか」はそうそう起きないはずです。
ですから、大きくなってくるほど自分の頭で考えさせて、様々な状況で問題解決できるよう、できるだけ大人は口を挟まずに子供同士で考えさせるのが好ましいでしょう。


<参考に 3>

地域に遊んでくれるお兄ちゃんやお姉ちゃん、また兄弟(姉妹)でよく遊ぶ環境にある子どもは、自然と運動神経やコミュニケーション能力、その他の感性が発達する傾向にあります。
小さな頃(ゴールデンエイジまで)に自分より年上の大きな子どものやる事を真似することから、脳内、体内の神経を強烈に刺激する事が要因だと想像できます。

<参考に 4>

私の現場には、小さな頃からスノーボードを始めて16歳にしてボード暦10年以上のベテランジュニアライダーがしばしばやってきます。
彼らは一つのスポーツにおいては既に大人のレベルに達しているのです。
しかし彼らはスノーボードにおいては年齢以上の素晴らしいパフォーマンスを見せますが、体力測定をすると非常にバランスの悪い結果が出ます。
また様々なアクティビティー(野球、バスケ、サッカーなど)をやっても不器用さが目立ちます。
これは小さな頃から(ゴールデンエイジまでに)スノーボードに多くの時間を費やし、その他の遊びを通した様々な運動パターンを経験できていないことが原因だろうと分析します。
つまり一つのスポーツを通して特殊な運動パターンをかなり習得していますが、そのスポーツに無い運動パターンにおいては非常に経験が浅い、乏しいということです。
これも良し悪しは語れない「環境」が作った彼らの「パフォーマンス力」です。
小さいほど子ども同士で遊ばせる時間はたくさん設けてあげたいですね。




環境準備 ③

<地域環境の有効利用>

地域環境とは例えば公園、学校、各種スポーツクラブ、塾、近所に住む子どもなどです。
様々な理由、事情で地域の環境を有効に利用していないケースは山ほどあることでしょう。

例:経済的事情、家族構成、交通手段、子どもの興味。。。

しかし、保護者が以下のような状態にある場合、これは大いに見直す必要があるでしょう。

●家庭内の優先事項がアヤフヤ、気分で決まる(不明確)

●大人の事情をまずは優先してしまう(子どもは二の次)

●育児に怠慢

●周囲にある「環境」を知らない、自ら調べた事がない

●子どもの「やりたくない、行きたくない」の真意を見分けられない
甘え? 疲れてる? 自信がない?


<参考に 5>

子どもはこの先の未来を作っていく大きな可能性を秘めたすごい存在なのです。
また保護者として子どもを持つという責任は重大です。
この子供達は大人の助け無しではこの世を一人で生き抜く十分な能力は持ち得ません。
成人した時に手間の掛からない人間に成長してもらわないと、ずっと保護者として苦労する事になります。
吸収力の高い若い内から、保護者は身を粉にしてでも全力を尽くすべきと考えます。
スキャモンのグラフから見ても分かりますが、少なくともゴールデンエイジが終わる13歳くらいまでは保護者としての責任はしっかり果たすべきでしょう。
ノーベル賞物理学者で 教育改革国民会議座長も勤めらた江崎玲於奈先生によると、14歳くらいから子どもにも「自我」が現れ始めると言われています。
そうなれば一々細かく子どもに手を掛けるよりは、外から見守りながら必要な時に助けてあげる方が好ましい関わり方になってきます。
子どもは果てしなく何時までも手が掛かるわけではなく、ゴール(目標とする時期)は分かっているのですから、次世代を担う、個人として大いに社会に貢献するであろう子供達の為に大いに全力を尽くしたいものです。


話が反れてしまいました。
全力を尽くす意味で、「環境」を用意する為に以下を順序良く実行しましょう。

1.子どもと話し合い、子どもの興味&意思を理解する(Want
最優先事項です!

2.子どもが将来的に(生き抜く為の)最低限必要なスキルが何か真剣に洗い出す(Must
コミュニケーション、健康、思考力、礼儀作法、継続力。。。

3.地域の環境を十分調査する(地域にある環境全てを知る)
スポーツクラブ、塾、武道場、フリースクール、近所の子ども、公園。。。

4.経費や手間が掛からずにできる環境を書き出す(親の負担軽減)
非営利団体、市町村運営、部活動、ボランティア団体。。。

5.上記の環境以外で子どもに用意すべき環境を洗い出す(WantMustに沿って)
身の回りに無くて隣町にある環境。。。

6.子どもの環境準備に掛かる必要経費の理解(家庭内の優先事項に沿って)

7.環境を準備するためのスケジュール作成

8.保護者、子どもに無理がないか確認
少しでも無理があれば長期的に続かなくなりますし、非現実的な計画は真剣に考えているとは言えません。

9.再考!!
状況はよく変わるものです。
変わったからと言って状況を放って置いては環境を準備した意味がありません。


<参考に 6>
私の住むカナダウィスラーはオールシーズンリゾートです。
ここで最高のスポーツ「環境」とは何か?
そう考えるとそれは明らかにスキー、スノーボード、マウンテンバイクとなります。
もし子どもを英才教育してトップアスリートにしたいのであれば、ウィスラーで空手のチャンピオンを目指すことは非現実的です。
しかしスキー、スノーボード、マウンテンバイクであれば大いに可能性があります。

そんな英才教育でなく、バランス良く様々な事を経験して、多感な思春期にでも、また成人してから子どもの足で自分の才能を生かす「環境」へ移れば良いと思うのであれば、ウィスラーにはかなりな数の「環境」があります。

このような「環境」準備は子どもと保護者の「意思」を基に考えられるべきでしょう。
皆さんの周りの「環境」は、子どもの「才能、性格、興味、意志」に十分答えることができる「環境」ですか?
またそうでない場合のプランB(他の選択肢)は準備されていますか?

しかし各スポーツにおいては、若年にピークを向かえる種目、30代になってからでもピークを向かえられる種目もあります。
そのスポーツの特異性を十分理解して、子どもにいつどんな「環境」を用意すべきなのか判断を間違えないようにしないといけません。

例:
スノーボード、体操など日本人のティーンエイジャーが世界で活躍するようなスポーツはかなり早い「環境」準備が必要です。
LTADによると、アスリートをエリートレベルまで育て上げるのに、最低10年(10000時間)は必要というリサーチが出ているとの事です。
とすると、20歳がピークのスポーツは最低でも10歳からの計画的な育成が始まっていなければいけない事になります。

ちなみに指導者も一つの「環境」ですよお。


<参考に 7>

ウィスラーのスキー場を滑っていると多くのアメリカからのスキーヤーと一緒にリフトに乗る事になります。
以前リフト上で話したアメリカ人の方は日系2世の方でしたが、日本語はほとんど話せませんでした。
本人は小さな頃、兄姉のように日本語を習得する事に興味が薄く、自分だけ「日本語学校」に通わなかったそうです。
40代の今、兄姉はかなり日本語を話しますが、自分だけがほとんど話せないことにかなり後悔していると言っていました。
兄姉がゴールデンエイジまでに習得した日本語は脳内で強く神経回路を形成し、今もそのスキルを忘れません。
しかし彼においては今更がんばってもなかなか脳内で神経が発達してくれないということになっているのです。
「環境」が影響した結果です。
同じ地域環境にありながら「環境」を有効に利用した者、しなかった者で大きく差が出た例ですね。




<保護者の方へ>

子どもの育つ「環境」はほぼ親の事情で決められます。
経済的に余裕があれば子どもに合わせた環境の用意も可能かもしれませんが、まず子どもには選択余地はありません。

例えば「兄弟」は子どもにとって非常に影響力の高い「環境」の一つです。
では子どもの環境作りの為に、(極端な話ですが)一家で一社会が成り立つほどの大家族を作れば良い環境が整えられるのでしょうか?
そんなことは非現実的で誰もができることではありません。

しかし最初から周囲にある「環境」を十分に利用するくらいは誰でもできるはずです。
子どもの為に「環境」を100%有効に使うには、やはりしっかり「準備」をしないといけません。
まだまだ子どもの為にしていない事がありませんか?
子どもを持ったことは親の「意志」であったはずです。
それはつまり自ら「責任」を負ったということです。

ご自身のご両親は、昔自分の為に全力を尽くしてくれましたか?
そうであったか、なかったは置いておいて、ご両親が自分の為に全力を尽くしてくれてたとしたら、幼かった頃の自分はどう感じたでしょう?
愛情を深く感じたはずです。

保護者として今、子どもに何ができるのか、今一度真剣に考えてみてください。
ご自身の人生も大いに大切だと思います。
しかし一度子孫を持ったのであれば、子孫をこの世の中で立派に独り立ちさせる「責任」は果たさなければなりません。
まずは子どもが家庭内での優先事項ナンバー1であり、保護者としての役目を立派にこなした上で自身の人生を充実させる、そうありたいと思いませんか?




次回は「性格」から考えていきましょう。



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